ローコスト住宅のからくり

埼玉県民共済住宅の場合,営業マンがいないので直接,設計士さんとプランを決めることになります。これをデメリットと感じる人もいるでしょうが私は『業界人の生の声を聞ける』と思うのでメリットと思います。
その中でローコスト住宅について雑談しました。
新聞のチラシでは坪単価20万円代~といった破格のものもありますがそれらにはやはりからくりがあるようです。
からくり1;部屋の間仕切壁の長さが決められている場合が多い。
この長さまでは標準,オーバー分はオプション扱いになり割高になる。悪質なところでは標準の長さも極端に短い。
また,ドアもオプション扱いになるところもあるようです。ドアも無いとなると本当に『箱』だけが標準仕様ということでしょうか???
からくり2;メーターモジュール
日本の住宅は昔からの尺貫法を使用しており1間(けん)=6尺、6尺=1.82メートルで、1間×1間が1坪ということになっています。
そして,尺,メーターモデュールで同じ和室6帖でも面積が違ってくるのです。
尺(910mm)モデュールの和室6帖
 2.73m×3.64m=9.94平方メートル(=3坪)
メーターモデュールの和室6帖
 3m×4m=12平方メートル(=3.63坪)
単純におよそ2割面積が広くなります。
広くなって「施主が喜ぶ!」のではなく「ローコスト住宅メーカーが喜ぶ!」のです。
当初,尺モジュールで35坪の家を建築しようとした場合,そのままメーターモデュールに変換するだけで35坪の家をおよそ42坪に出来るのです。
まさに数字のマジック!!
注)
メーターモデュールを採用している会社がすべて悪意があるとは限りませんので。
からくり3;ベランダまでもが標準仕様の床面積に含める。
そうすると,坪単価が30万円だとするとベランダにまで坪30万円で施工している事に。
どう考えてもぼったくりである。
ちなみに,埼玉県民共済住宅ではベランダは2坪までは標準仕様で坪単価に含まれる。
それを超えた分は38,700円/m2のオプションとなります。
からくり4;「必要経費」や「諸経費」で儲ける
必要経費とは、設計料や申請、検査などに掛かる費用と仮設トイレなどです。
これらは諸経費は明細もありません。(通常、事務所経費です。)
諸経費いくらといわれても素人の施主には『これだけ掛かるものなのか』程度にしか思わない。
からくり5;
『○○坪以上の床面積が標準仕様での坪単価となっておりそれ以下の坪数だと割高になります』という決め台詞
施主としては割高な単価にするか後,数坪足して標準仕様にするまで頑張る。
いかがでしたか??

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