太陽光発電と蓄電池を組み合わせたときの効果について勘違いをしていた

太陽光発電の導入とともに蓄電池を一緒に導入する人が増えていると紹介し、蓄電池を導入することで投資額を回収できる年数を計算した結果、否定的な見解を示しました。

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ところが、太陽光発電と蓄電池を組み合わせたときの相乗効果について誤った認識をしていたことに気づいたので改めて計算してみます。

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太陽光発電と蓄電池の相乗効果

蓄電池は安い夜間の電力を使い充電、単価の高い昼間の時間帯に放電します。
仮に蓄電池を5KWhの容量とすると実際に充放電できるのは80%の4KWh。充放電のロスを考慮しないとすれば夜間電力の料金で4KWh購入し昼間の電力単価で4KWh放電します。この差額が蓄電池の効果となります。---効果(1)

更に、太陽光発電の出力を売電できますが蓄電池が放電してくれる4KWh分は自家消費することなく電力会社に売電できますので蓄電池を設置することで4KWhだけ売電量が増えることになり2重のプラスが生まれます。---効果(2)

蓄電池導入の効果額

これを我が家の場合に当てはめると東京電力の電化上手の契約なので以下の時間帯別の料金設定です。

区分 単価(円/KWh) 適用時間
昼間 31.73 10時~17時
昼間(7-9月) 38.72 10時~17時
朝晩 26.01 7時~10時、17時~23時
夜間 12.25 23時~7時

まず効果(1)の計算をします。
充放電の単価差は昼間電力で放電するとして31.73-12.25=19.48円
実際の充放電量は4KWhなので
19.48円/KWh × 4KWh = 77.92円。(一日当たり)
年間では28,440円となります。

次に効果(2)の試算ですが売電単価は今年度は24円なので
24円/KWh × 4KWh = 96円。(一日当たり)
年間では35,040円となります。

合わせて年間の効果額は63,480円

蓄電池導入費用が80万円ですので投資回収年は
800,000 / 63480 = 12.6 年

前回の誤った計算からはだいぶ改善されましたがそれでも10年では回収できません。
10年以降の売電単価は未定ですので(最悪買い取り拒否の可能性も)遅くても10年以内には回収できないと導入する気にはなりませんね。

結論

やっぱり現在の蓄電池の容量と価格では導入するにはリスクがあると思うので10年後の状況をみて改めて検討することにします。

私の目安としている容量倍、価格半分だと3年から4年で回収できるのでこうなるととても魅力的です。蓄電池はまだ普及初期段階ですし技術的にもまだ伸びしろはたくさんあると思いますのであり得ない価格ではないと思います。

追記:2019-02-21

上記の効果(2)はダブル発電になるらしいです。一般の家庭では余剰買取契約で太陽光発電で発電した電力は家庭で優先的に消費し、余剰分を売電できる制度。
対して全量買取契約では自家の消費電力に関係なく発電した電力を売電できる制度。

上記(2)のダブル発電は全量買取契約の時にできる方法であって余剰買取契約の一般家庭では出来ない事に気づきました。
ちなみに、出力10KW以下の一般家庭では余剰買取契約となります。

これでは蓄電池のコストを回収するのに必要な期間は以前の計算方法から40年近くかかることになるので蓄電池を導入する経済的な効果は全くありません。

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非常時の備えとしては有効ではありますがそのためだけに80万円も投資する気にはなれませんね。

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